なぜ Goodreads を離れる人が増えているのか
まず自分の不満を言葉にしておくと、選びやすくなります。Goodreads にも得意なことはあります。カタログは膨大で、レビューは読み応えがあり、思いつく本にはほぼページが用意されています。次の1冊を探したり、友人の感想を見たりする用途なら、今でも十分に機能します。
不満もまた本物です。デザインは古く、新機能の追加は遅く、Amazon の傘下にあることでデータや評価の扱いに不安を覚える読者もいます。そして決定的なのは、Goodreads が蔵書管理とレビューのために作られていて、毎日の読書習慣を育てるために作られていないことです。本当のストリークもなく、柔軟な1日の目標もなく、積み上がっていく感覚もありません。「もっと読みたい」という悩みを解くようには設計されていないのです。ここに挙げる代替アプリの多くは、まさにその空白を埋めてくれます。
StoryGraph:統計とレビューの総合力
Goodreads でいちばん好きだったのがデータとレビューなら、移り先は StoryGraph が自然です。気分をもとにした充実したおすすめ、細かい読書統計、内容の注意表示がそろっていて、画面もすっきりと現代的です。Goodreads の蔵書は CSV の書き出しからそのまま取り込めるので、乗り換えの手間も比較的軽くすみます。
StoryGraph には実用的な無料枠があり、もっとも踏み込んだ統計は有料プランに置かれています。ジャンルやペース、気分をグラフで読み解くのが好きな読者には、このリストでもっとも総合力の高い1本でしょう。毎日の習慣のループには重心を置いていませんが、それはそもそも目指している場所が違うということです。
Bookmory:すっきりした最小限の記録
Bookmory は基本をていねいにこなす、静かな選択肢です。にぎやかなソーシャル層を持たず、本と進み具合、読書セッションを書き留めていく、すっきりした最小限の読書トラッカーです。Goodreads を情報過多だと感じる読者は、この削ぎ落とされた感触をよく気に入ります。
個人の記録帳として堅実です。おすすめやフィードに邪魔されず、何をどこまで読んだかだけを残したいなら、見ておく価値があります。重心は習慣づくりよりも記録なので、ストリークを育てる仕組みというよりデジタルの読書日記に近い立ち位置です。中心となる記録機能は無料ですが、クラウドバックアップやより高度な分析は Bookmory の有料サブスクリプションの一部です。
Literal と Fable:読書を分かち合いたい人へ
Goodreads を好きだった理由がコミュニティだった人もいます。その役目をうまく引き継いでいるのがこの2本です。Literal は引用やレビュー、いま読んでいる本を共有するための、すっきりした現代的なフィードを用意していて、Goodreads より落ち着いた、デザインの行き届いた雰囲気があります。Fable はさらにソーシャルな読書に踏み込み、ブッククラブや厳選リスト、みんなで読む企画で、読書をいっしょの体験にしてくれます。
そもそも Goodreads を開いていた理由が語り合いと発見だったなら、Literal や Fable は後退ではなく、気分が切り替わる乗り換えに感じられるはずです。ここは「いっしょに読む」ための場所です。ただし Goodreads と同じく、重心は習慣づくりではなくソーシャルの側にあることは知っておいてください。
Leaf:ストリーク中心の無料習慣トラッカー
Goodreads を離れたい本当の理由が「読書量を増やす助けになってくれなかった」ことなら、Leaf はまさにそのために作られています。Leaf は iOS と Android 向けの無料で使える読書習慣トラッカーで、蔵書を整えることよりも、毎日読むという行為そのものに焦点を合わせています。
中心にあるのは、今日も開いたことがそのまま積み上がっていく毎日の読書ストリークと、柔軟な目標です。目標は1日のページ数、または特定の1冊を読み終える日付のどちらかを選べます。Leaf を際立たせているのはストリーク復元です。ほとんどのトラッカーは1日抜けた瞬間にストリークをゼロへ戻しますが、習慣が死ぬのはたいていそのリセットの場面です。Leaf では読書セッションをさかのぼって記録できるので、記録を忘れた日や忙しかった一晩で、数週間の積み重ねが消えることはありません。
読書の記録は完全にオフラインででき、アカウントも必要なく、読書の記録は端末の中にプライベートなまま残ります。習慣づくりの機能はサブスクリプション不要の無料です。Leaf Pro はクラウド同期、複数端末、無制限の読書チャレンジ、広告なしの体験のための任意のアップグレードです。
Leaf を無料で使う
Goodreads を卒業して、本当に続けられる読書ストリークを。習慣づくりの機能は iOS と Android でサブスクリプションもアカウントも不要の無料です。Leaf Pro はクラウド同期、複数端末、無制限の読書チャレンジ、広告なしの体験のための任意のアップグレードです。
Goodreads のリストは持ち出せるのか
乗り換えでいちばん気がかりなのは、何年もかけて並べた本棚を失うことでしょう。うれしい知らせがあります。Goodreads はアカウント設定から蔵書をまるごと CSV ファイルに書き出せます。StoryGraph をはじめ、そのファイルをそのまま取り込める代替アプリもあるので、「読了」と「読みたい」の棚もいっしょに連れていけます。
Leaf はその Goodreads の CSV も StoryGraph のエクスポートもそのまま読み込み、ステータス、評価、日付を引き継ぎます。さらに独自の持ち出しやすい形式での取り込みと書き出しにも対応しているので、リストを持ち込むことも、同じくらい大切な「いつでも取り出せること」もできます。Goodreads を離れて学んだことは覚えておく価値があります。データをいっしょに連れ出せる道具を選べば、もう閉じ込められることはありません。
自分に合う Goodreads の代替アプリの選び方
自分の不満に合わせて道具を選びましょう。
- StoryGraph:踏み込んだ統計、気分ベースのおすすめ、そして手放したくないレビュー。
- Bookmory:フィードもノイズもない、最小限の個人記録帳。
- Literal か Fable:読書のコミュニティ側。引用、ブッククラブ、みんなで読む企画。
- Leaf:オフラインで動き、記録は手元に残る、ストリーク中心の無料習慣トラッカー。
複数を併用してもかまいません。発見のためにソーシャル系のアプリを、毎日の読書そのものには習慣トラッカーを、と使い分けている読者も少なくありません。習慣という観点をさらに掘り下げた無料の Goodreads 代替アプリのページもありますし、今年もっと読み切りたいというだけなら、読書量を増やす方法のガイドがどのアプリを選んでも役に立ちます。この分野を広く見渡したい方は、読書記録アプリのまとめもご覧ください。
いちばん良い Goodreads の代替アプリは、自分の不満をちゃんと解いてくれるものです。読書アプリに本当に求めているものを言葉にできれば、選択はぐっと簡単になります。
